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Ver.1.3: 2001.09.15
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グランドキャニオンのmuleたち

その後のMSS

 気がついてるかもしれんが、MAQ?MAK?MACさんとこの LINQ?LINC?LINK!からこの "Think difficult."もさっそくリンクされてるのである。 しかも、一番下のカテゴリに入ってるのである。 それはどういう事かといえば、しばらく更新しないと完全に「下の下の一番下」という状況になるのである。 言い換えれば、あちらのページにおいて このページは

「朝日奈アンテナ1.914-c」を利用しています。

という無慈悲な行のすぐ上に鎮座ましましてしまうという事態に陥るのである。 これはなかなかにプレッシャーである。 まるで全てのページから押し潰されてしまいそうな感じなのである。 というわけで、小心者の我輩はさっそく一つ書き上げたのであった。

 で、今回の話題はMSSである。 知らない人もいるかもしれないので一応説明しておくが、 MSSとは「マイクロソフト・シンドローム」という本である。 我輩と『がんばれ!!ゲイツ君』の外崎さんが共著で1998年9月に出した本である。 ちなみに出版社はオーエス出版である。 今回はその本が出版された後の話について書くことにする。

 あの本を出して、我輩と外崎さんのどちらが得をしたかと言えば、まぎれもなく我輩であろう。 そもそも、我輩(とそのページ)より外崎さん(とそのページ)の方が遥かに有名である。 執筆中にお会いした時に聞いた話では、 その時点で我輩のページの3倍以上の累計アクセスがあったように記憶している。 というわけで、我輩だけで書いたらあれだけ売れたかは大いに疑問である。

 本を出した後、本で初めて我輩の文章に接したという方も含めて、多数の方から感想メールを頂いた。 批判的なメールというのはほとんどもらわなかったのだが、 そもそも批判的な人はわざわざメール書いてまで批判してくることは珍しいので、 批判メールは実にありがたいのである。その中のいくつかのご意見について考えてみよう。

『変な日本語を使うな』

 これである。窓達も門様も鼠もだめなんだそうである。 どこかの右○団体なのか、清らかで由緒正しい日本語がお好きな方のようであった。 そんなこと言ったって、OSが「基本ソフト」だったり、 DRAMが「記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ」って言う方がよっぽど駆除すべき怪しい日本語だと思うが。

『ちっとも読み進めない』

変な漢字が出てきてすぐ止まってしまうそうな。それはどうもすみません。

 結局、この二つは「和訳が嫌だ」ということなので、ほとんど同じことである。 つまり、残念ながら、表記・表現に関する批判はあっても、 内容についての批判がほとんど届いてこなかったのである。 我輩としては、

というようないろいろなツッコミを期待していたのであるが、 基本的に「面白かったです、これからも頑張ってください」という心暖まるメールがほとんどだったのである。 これはこれで筆者として非常に心暖まるご意見なのであるが、 「どのように」頑張ったらいいか書いてあると、さらに心暖まってしまうのである。

 ところで、ここいらでちょっくら文明の利器を利用することにする。 メールを用いて積極的に著者に感想を送るほどではないが、 それでも感想を誰かに伝えたい、という方々の言葉を簡単に見つける方法がある。 つまり、あっちこっちのサーチエンジンでMSSを検索すれば結構な数が引っ掛かるのである。 もちろん、「MSS」以外にもいろいろなキーワードで検索した結果だ。 せっかくなのでちょっとだけここからリンクしてしまおう。 皆の衆もちょっと覗いてきて下され。いやあ、最初は5つくらい載せればいいかと思っていたのであるが、 探していくうちにどんどん増えてしまったのであった。

なるほど、世の人々はMSSに関してこんな感想を持っているのか。 MSSといっても世の中にはいろんな考えがあることが分った、今日このごろであった。 さらに、外崎さんの文章に比べて、我輩の書いた第二部の方が、 非常に(非情に?)読者を選んでいる様子がわかったのであった。 まあこれは狙い通りなのでいいと言えばいいのであるが、どうなんでしょうか、他の人は? もし「俺のページもリンクしろ」という方がいたらとっととメールしてほしいもんである。

 ここでもう一度確認しておくが、MSSとはマイクロソフト症候群の略である。 したがって、本書が「アンチマイクロソフトの本」というのは実は正しくない。 「MS症候群を発病した人たち」の治療のため、あるいはまだの人はその予防のための書、 というのが正しいのである。そういう観点からは、マイクロソフト批判なのではなく、 「マイクロソフト症候群の人たちへの批判」なのである。 そのわりに、本の表紙には「2つのアンチMSサイトが一つになった!」とか書いてあるのであるが、 我輩が書いたのではないので、知らんふりをすることにする。

 ついでなので、セールスについても考えてみることにする。 ちなみに、数字はインプレスのコンピュータ関連書籍売れ筋ランキングによる。 1998年の 9月24日, 9月30日, 10月7日, 10月14日, 10月21日, 10月28日, 11月4日, 11月11日にランク入りしている。

売り上げランキングの推移

 プレステの真似して「いくぜ、100万部!!」などと言いつつ、 実際はその100分の1よりちょっと多かっただけである。 出版社の話では、出だしは予想以上に好調だったらしいが、すぐに息切れしたとのことである。 水物だったということか。 東京での売れ行きなどは、まさにその通りである。諸行が超無常という感じである。 通販はそれに似た傾向だが、もう少し変化が穏やかである。 それと比べて、大阪は動きが思い切り派手である。 出版社から密かに聞いた情報では、たしか同じ都市でも店によって全然売れ行きが違うという話だったので、 やっぱり読む人を選びまくった本であったということは言えよう。 ちなみに、このころ我らがMSSとランキング争いで火花を散らしていた本と言えば、 「アップル(上・下)」「アップル 薄氷の500日」などという、実に強敵が多かったのである。 したがって、素人二人がいきなり書いたにしては、よく戦い抜いたよなぁ、というのが我輩の正直な感想である。 というわけで、買って下さった皆様、どうもありがとうございました、なのである。

 ところで、待ち望んでいる方がいる(かもしれない)MSSの続編についてなのだが、 外崎さん、出版社、そして我輩の意見としても、直接の続編がでる可能性はゼロに近い。 というか、ゼロである。 我輩としては機会があればまた書いてみたい気もするが、 出版するに足る本が我輩だけで書けるかどうか(それもMSだけについて書いて)微妙なので、 とりあえず続編はなしなのである。 短いのでよければどっかの雑誌に載せてもらえるかもしれないので、 そういうところと関係がある方はちょっと骨を折って下さるとうれしい。

 ちなみに、MSSでもらった印税は車購入の資金の一部としてありがたく使わせて頂きました。 もちろんその愛車には「シンドローム号」と名付け、MSSが一冊載せてある。 というわけで、どこかで青いDemioをみかけたら、シンドローム号かもしれないので要注意である。 さらに、運転手の言葉の語尾が「〜である。」などとなっていたらもっと注意である。

 しかしシンドローム号、どっかの馬みたいな名前だ。

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