参考図書

 拙著「仕事を加速する技術」の中では下記の本を参考文献としてあげましたが、紙面の都合で詳しく紹介できませんでした。 このページでは、1冊ずつコメントしています。

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また、お薦めの本も募集中です。とっておきの本をお知らせ下さい。

参考になった本ランキング

選択肢 投票 票数 グラフ
「超」整理法 10  
ラクして成果が上がる理系的仕事術 5  
時間管理術 1  
エンジニアのための時間管理術 1  
ゆとりの法則 1  
先を読む頭脳 37  
書きながら考えるとうまくいく! 183  
「超」発想法 1  
失敗学(図解雑学) 3  
情報時代の見えないヒーロー ノーバート・ウィーナー伝 1  
フラット化する世界(上・下) 2  
ウォール街のランダムウォーカー 2  

皆さんのお薦めの本

下へどうぞ。

  • 例えば、「マイクロソフト・シンドローム」(△△・著)には、○○○について詳しく書いてあります、など。 -- サンプル書き込み 2007-09-16 22:58:11 (日)

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「超」整理法(中公新書1159)

  • 野口悠紀雄
  • 中央公論社

書類の整理(というか、管理・運用)の方法について、基本中の基本の本です。 また、書類の扱いに限らず、情報や時間に対する考え方について、 多くの点で参考になります。

「超」整理法(押し出しファイリング)を採用するかどうかは別として、頭脳労働者にとって必読の書といえます。

ラクして成果が上がる理系的仕事術(PHP新書399)

  • 鎌田浩毅
  • PHP研究所

タイトルに「理系的」とはありますが、要するに「効果的」「合理的」という程度の意味です。 私にとっては、読んでもそれほど目新しい点はなかったのですが(私と著者の基本的なスタンスが近いのでしょう)、「超」整理法の他にもう一冊、とすれば本書をお薦めします。

時間管理術(日経文庫1125)

  • 佐藤知一
  • 日本経済新聞社

分量的には少しもの足りないのですが、時間管理(≒プロジェクトマネジメント)について、ガントチャート、クリティカルパス、マイルストーンなどのキーワードの入門として、軽く読めるでしょう。

エンジニアのための時間管理術

  • トーマス・リモンチェリ
  • オライリー・ジャパン

邦題では「エンジニアのための」となっていますが、原題は"for System Administrators"であり、主にコンピュータシステムの管理者を想定しています。 コンピュータを単にワープロやメールに使うだけ、というレベルの人には向きません。

ある程度コンピュータに詳しい人であれば、コンピュータに関係する多くの仕事を自動化したり、繰り返し作業を省力化するためのヒントが本書から得られるでしょう。

ゆとりの法則

  • トム・デマルコ
  • 日経BP社

拙著でも取り上げた15パズルの話は、このデマルコの著書で最初に取り上げられています(こちらでは、3x3マスの8パズルになっています)。 人間や企業の基本的性質を土台に、プロジェクトがたいていはどのように進んでいくか、そしてどのように進めていくべきかが書かれています。

デマルコの著書は、他にも「デッドライン」「ピープルウェア」「熊とワルツを」など、優れたものが多いので、一読をお勧めします。

先を読む頭脳

  • 羽生善治、伊藤毅志、松原仁
  • 新潮社

羽生氏が自らの将棋観を語っていく中で、伊藤・松原両氏が認知科学的・人工知能論的な解説を加えていく、という形式の本です。 本書で語られる内容が、日々のビジネスにすぐ役立つということはありませんが、極限状態での人間の思考がどのように進んでいるのかを知ることは、頭脳労働者にとって、深くゆっくりとした影響を与えるでしょう。

書きながら考えるとうまくいく!

  • マーク・リービー
  • PHP研究所

原題は"Accdidental GENIUS"であり、いわば「書き殴っているうちにひらめきが生まれる」というような意味です。 次の「超」発想法とも通じる点がありますが、書くことで具体的になったり、問題点が見えてきたり、思わぬヒントが生まれたりと、単にウンウン唸るだけではダメなことがよくわかります。 とても面白い本ですが、少し物足りない気がします。

「超」発想法

  • 野口悠紀雄
  • 講談社

「超」シリーズで有名な野口氏が、発想(アイディアを生み出すこと)について、ノウハウをまとめた本です。 アイディア、ひらめきというと、単に運や才能の問題のような気がしますが、実際にはある程度のノウハウが確立されています。

実は、「超」整理法より、この本の方がより多くの人に役立つのでは、と思える名著です。

失敗学(図解雑学シリーズ)

  • 畑村洋太郎
  • ナツメ社

失敗こそ、学ぶべきポイントが山積みであるという「失敗学」で一気に有名になった、畑村洋太郎氏の著書です。 氏による失敗学の本はいくつかありますが、これは「図解」がメインであり、能書きが少なく、その分、各論が多くしてあって、とっつきやすくなっています。 図を見ているだけでも、基本的な考え方のパターンが見えてきます。

ちなみに、氏の「直観でわかる数学」シリーズは、私にはイマイチでした。

情報時代の見えないヒーロー ノーバート・ウィーナー伝

  • フロー・コンウェイ、ジム・シーゲルマン
  • 日経BP社

これは、私が2007年に読んだ本の中で、もっとも面白かった本です。 ウィーナーは、機械が人間の職を置き換えていく様子を最初に描き出し、コンピュータが人間社会に与える影響を鋭く見抜いていました。

ただし、読むのにこれほど日数のかかった本もありませんでした(それだけ、日本語訳が直訳調で、もとの英文が透けて見えるような状態)。

フラット化する世界(上・下)

  • トーマス・フリードマン
  • 日本経済新聞社

大航海時代に「地球が丸い」ことがわかってから数百年、現在また地球が「フラット」になりつつある、とする書です。 3度のピュリツァー賞に輝く著者が、21世紀初頭の世界で起きつつあることを、多数の取材を元に描き出しています。

日本には「日本語」という言語障壁がある分、いわゆるグローバル化の衝撃は弱められています。 しかし、英語を使うアメリカにはそのような障壁がないので、世界中からの衝撃が集中し、変化はより劇的であることがわかります。 実に興味深い本です。

ウォール街のランダムウォーカー

  • バートン・マルキール
  • 日本経済新聞社

株式投資について1冊だけ本を読むとしたら、この本がよいでしょう。 人間が何度となく、懲りることなくバブルに踊る様子やら、長い目で見た株式投資の性質、アクティブ投資とインデックス投資の優劣など、興味深い話題が満載です。 古くから名著とされていて、改訂を重ねてきています。