原因と結果を間違える

2005.01.12 00:11

この本を読んで、大いに気になったことが2つある。

まず、原因と結果をまったく間違えているのではないか、という点である。 この本の著者の主張は

  • 図で考える → 仕事ができる
であるが、我輩の意見では、それは
  • 仕事ができる → そいつにもし図を書かせれば、ちゃんと書ける(いつも書くとは限らない)
の間違いだ、ということである。 図が原因で仕事ができるようになるのは間違いで、 できる奴ならもし図を書かせても上手だ、というだけである。 ダメな奴が図を書いたって、ダメな図ができあがるだけである。

著者は、原因と結果をまったく取り違えている。 このように、二つの出来事AとBが同時にあるとき、どっちがどっちの原因なのかはよく見極める必要がある。

もっと問題なのは、「図で考える人は…」という本でありながら、図がほとんど出て来ないことである。 自分で言っていることをまるで実践していない、とても珍しい本である。 著者は自分自身を「仕事ができる人」にカウントしていないのであろうか。謎だ。 そんな輩が本を書くな、という気もするが。

まあいいか。この本、100円だったし。