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棚がいっぱい

2005年01月29日

例のごとく、棚に上げている。

という記事の中で 
同社は不正コピーによって過去10年間で数十億ドルの経済的損失を被ったと指摘、海賊版の撲滅に本腰を入れる。
らしい。

ところが、EUでのWindows Media Playerの独占提供で、少なくとも6億ドルと認定されているのである。

MSが和解金に6億ドルも払うということは、EU地域で独占によって得た金額を、MSは数十億ドル以上と認識しているのだろう。 EU、アジア、米国の3大市場で、OSやオフィススイート、その他のソフトウェアを合わせれば、 マイクロソフトが独占によって得た利益は数百億ドルはあるに違いない。

まったく、もらえなかった数十億ドルのことをうるさく言うのもいいが、独占で稼いだ数百億ドルのことも忘れるなよ。 MSには、何でも棚に上げることができるように、棚が3000段くらい用意してあるに違いない。

数学の本

2005年01月25日

この本が売れてるそうである。

我輩も書店で手に取ったときには、

「お、ライバル出現か?」
と思ったのである。 実際には、向こうの方が約40倍有名なのだが(google比で 37700件:954件)。

しかし、買ってから読んでみると

「うーん、そうかあ?」
という話ばっかりで、かなり拍子抜けした。amazonのレビューも賛否両論である。

基本的に、「もう数学がわかってるから通じる話」になってるのではないか、という気がした。 ということは、わからない人がこれを読んでわかるようになるのか、疑問である。

ということで、売れているそうではあるが、我輩はこの本を薦めない。

というより、「数学の本も書きたくなった」というのが正確なところである。


そんなに

2005年01月24日

うーむ、そんなに賑わわなくてもいいと思うが…。 まあ、ブームというのはそんなものか。

MS税

2005年01月22日

値上げである。

という記事に
メール送受信や予定表作成などの機能を持つ「アウトルック」をパッケージ製品の4割安の年額60ドル(約6200円)弱で提供する。
とある。

「4割安い」とかいいながら、それが1年しか使えないのである。 この価格設定からすれば、従来の製品をユーザは

  • 1÷(1-0.4) =1.666…年=1年8ヶ月
の間、使い続けているという計算になる。

パッケージを3年に1回買う場合の費用と比べると、MSの新しい契約は0.6×3=1.8倍である。 これって、どう見ても値上げだ。 実際、バカ高いMS製品を2年未満で買い替えるのはコストがかかりすぎる。3年〜5年くらいもザラだ。 いまだにWin2000やOffice2000が活躍中のところもたくさんあるぞ。

「4割安い」っていうMSのプレスリリースにダマされずに、 「たいていは5割以上割高になる」って書いてほしいもんである。 が、新聞にそこまでの機能を望むのは無理か。

この新しい契約なら、期間中のアップグレードは無料とかいってるが、 Windows XPのサブスクリプション契約だって、1年未満の頻度でアップグレードが続いたことなんてないだろうが。 Longhornいつになるか不明だしな。 結局、アップグレードを臭わせたまま、翌年度の契約に引き延ばすのは間違いないだろう。

結局、これって

「新バージョンはたぶん出ないし、今のソフトはバグもそのままだけど、毎年とにかくカネ払え。」
という契約だよな。さすが、MS税。

欠点を利点に

2005年01月18日

iPod Shuffleを見て、「カトちゃんペ!」の裏話を思い出した。

以前、TVで加藤茶が「カトちゃんぺ!」というギャグ誕生のいきさつを話していた。 それによると、コントをやっている最中につけヒゲが汗で濡れてどうしても取れてきてしまう。 最初は何気ないふりをして手で押し付け直していたが、どうしても不自然な動きになる。 そこで、思い切って

「カトちゃんぺ!!」
といいながら、どうどうと鼻の下を押さえて、付けヒゲをくっつけなおしてみたところ、 それが大ウケしたそうな。 そのうち、付けヒゲがなくてもやるようになり、ギャグとして定着したらしい。 

ギャグのふりをして、取れかかった付けヒゲを堂々と直す。 弱点、欠点であったところを、考え方を変えることで積極的に扱い、それを魅力、特長としてしまった。 見事な発想の転換である。 まあ、付けヒゲを直すのに「ペ!」という音をあてるところが、加藤茶の才能であるが。

iPod Shuffleにも、それに通じるところがある。 小さい本体には、操作性や液晶画面を求めるのは無理がある。 だからこそ、その欠点を堂々と受け入れて、逆にランダム再生をメインのセールスポイントとして売り込んだ。 ランダムだから、曲名が見える必要もないし、聴きたくない曲なら飛ばして次の曲に行けば済む。 「好きな曲ばかり入れてあるんだから、どれが鳴ってもいいだろう」ということか。

フラッシュメモリの音楽プレイヤーを売っていた同業他社は

「あんなのは機能が低い。うちが何年も前に出した最初の製品以下だ!」
などとぬかしている。 しかし、自分の会社はその製品をちっとも売ることができなかったくせに、Appleが売りまくってから文句を言っても遅いのだ。

AppleはMSとの長い戦いの中で、技術だけでなく「売り方」が勝負を大きく左右すると学んできたようだ。


また、原因と結果

2005年01月17日

またもや、ありがちなパターンである。

これって
  • 喫煙すると、自殺したくなる
  • 自殺したい人は、煙草も吸いたくなる
のどちらなのか、区別できていない。 日本疫学会での発表では、もう少ししっかりした論理で語られるのだと思うが(なんといっても学会だし)、 この記事はどっちが原因でどっちが結果なのか、混乱を招く。

確かに、記事本文には「喫煙が原因で、自殺という結果につながる」とは明記されてないが、 読んだ人はたいていそのように理解する。「だから、煙草はやめよう」と。

我輩としては、それはそれでありがたいのであるが。 「煙草を吸う」という条件を前に書いてあるから、後ろに書いてある「自殺率が上がる」がその結果に見えてしまうのである。 これなら、逆に「自殺願望の高い人」は、「喫煙率も上がる」と書くことも可能だろう。 実際に、どこかで「自殺直前は喫煙率が上がる」という記事も読んだことがあるし。

似たような例は、以前にもあった。 確か

  • 煙草を吸っていると、アルツハイマーになりにくい
とかいう妙な説であった。 それもよく聞いてみると、喫煙者は寿命が短くなるのでアルツハイマーになる前に死亡する人が増え、 結果としてアルツハイマーの発症率が下がる、というものであった。 死亡時の年齢というファクターを忘れている例である。

世の中の健康関連の話題の半分くらいは、こんな感じのトンデモ推論である。まったく困ったもんである。 誕生日や血液型で性格がわかる、とかいうのも同類だ。

本当は、義務教育で、こういう論理とか考え方について、しっかりやるべきなのだ。 歴史の年号や、使えない英単語を覚えさせてる場合ではないぞ。

深夜料金

2005年01月15日

先日も書いたが、 今日はある友人の体験談である。

彼は、けっこう高級な洗濯・乾燥機を持っている (日本製なのだが、発売当初に日本で品薄だったときに海外から逆輸入して買ったほどである)。 乾燥機能はそれなりの電力を食うので、彼はいつも夜中に使っていたそうである。

彼は、夜中の方が電気料金が安いと、なぜか思い込んでいたのである。 確かに、契約によっては夜中が安く、日中が高くなるものもある。

しかし、たいていは「従量電灯」という、何時に使っても同じ料金の契約になっている。 彼の契約も、特に切り替えたわけでもないので、従量電灯であった。

彼は数年間、せっかくいつも夜中に乾燥機を回していたのに、それが何も変化を生み出さなかったと知って、 かなりガックリ来ていた。

時間によって自動的に値段が変わるのは、電話料金である(最近は固定料金のものも多いが)。 彼はおそらく、何かの拍子に電話と電気の料金のシステムを間違え、以後数年間、 ずっと「夜になったら安い」と思い込んでいたのである。

だったら、夜が安くなる契約に切り替えたらとも思うが、もうそこまでする気力はないようだ。 「信じてたのに裏切られたー」と言っていた。信じる前によく確かめようね。

けっしてしない

2005年01月14日

ソフトウェアには、意味不明な用語がよく出てくる。

最近みかけたのが、ダイアログで選択肢としてユーザに示された

  • する
  • しない
  • けっしてしない
という3つである。これぞ、意味不明の典型であろう。 フリーの某ブラウザで、ユーザ情報を記憶させるかどうかという場面で表示されたものである。

おそらくこれは、英語では

  • Yes
  • No
  • Never
の3つだったのだろう。 それを訳すときに「する」「しない」「けっしてしない」にした奴がタコなのである。

たいていの人はコンピュータに「しない」と指示したら、「けっして」してほしくないものである。 だから、「しない」と「けっしてしない」の違いがわからない。 わざわざ「けっして」があるのだから、ただの「しない」は、「もしかして、するかも」なのか?

正確にニュアンスを伝えるなら

  • する
  • (今は)しない、後でまた尋ねる
  • (今も将来も)決してしないし、もう尋ねることもない
あたりがいいだろう。

「しない」「決してしない」などという区別不明のメッセージは、何も伝えていない。 情報量ゼロのメッセージは、かえって混乱を増すだけである。

Mac mini

2005年01月13日

噂通り、小さな小さなMacが出た。

小さいデスクトップ型と言えば、以前にIBMが出したことがあった。

これはサイズが276×273×89で、重量は6.0kgだ。 「IBM史上最小デスクトップ」と銘打ってはいるが、この程度である。


一方、Mac miniはサイズが165×165×50で、重量は1.32kgである。 体積は約5分の1だが、重量もその程度の比率になっている。 感覚的には、PCパーツ屋で売っているCDドライブ単体くらいの感じだろう。 これは、恐ろしく小さい、ということである。 写真に写ったマウスの大きさが、大きさの違いを示している。

IT Mediaでは最強のiPod周辺機器と言っているように、これはターゲットがよく絞られた製品である。 G4プロセッサもすでに枯れてきてコストも下がりきっているし、Apple浮上にどれだけ貢献するか、みものだ。

Windowsマシンに昨年並みのウィルス攻撃があれば、乗り換え、追加マシンの候補として、かなり普及するだろう。 珍しく、我輩もすぐ購入する気になった。

原因と結果を間違える

2005年01月12日

この本を読んで、大いに気になったことが2つある。

まず、原因と結果をまったく間違えているのではないか、という点である。 この本の著者の主張は

  • 図で考える → 仕事ができる
であるが、我輩の意見では、それは
  • 仕事ができる → そいつにもし図を書かせれば、ちゃんと書ける(いつも書くとは限らない)
の間違いだ、ということである。 図が原因で仕事ができるようになるのは間違いで、 できる奴ならもし図を書かせても上手だ、というだけである。 ダメな奴が図を書いたって、ダメな図ができあがるだけである。

著者は、原因と結果をまったく取り違えている。 このように、二つの出来事AとBが同時にあるとき、どっちがどっちの原因なのかはよく見極める必要がある。

もっと問題なのは、「図で考える人は…」という本でありながら、図がほとんど出て来ないことである。 自分で言っていることをまるで実践していない、とても珍しい本である。 著者は自分自身を「仕事ができる人」にカウントしていないのであろうか。謎だ。 そんな輩が本を書くな、という気もするが。

まあいいか。この本、100円だったし。


最も弱い部分

2005年01月11日

セキュリティで最も弱い部分は、人間である。

友人はDocomoの携帯を使っているのだが、調子が悪いので修理に出すことになった。 Docomoショップで携帯のデータをCD-Rに焼けるサービスがあるらしく、内部データをバックアップしてから修理してもらった。

CD-Rは窓機でふつうに読めたので覗いてみたところ、中のファイルは暗号化ZIPファイルであった。 彼は携帯が修理から戻るのも待ちきれず、CD-Rの中で画像ファイルを一つだけ使いたかったので、 暗号解読ソフトウェアで試してみた。

すると、たった2秒でバスワードが判明した。「1234」であった。

Docomoショップの店員なのか、CD-Rバックアップマシンの納入業者なのか知らんが、 いい根性をしてるよな。

結局、セキュリティシステムにおいて、もっとも弱い部分は98%の確率で(タコな)人間なのである。 HALが不確定要素として人間を排除したくなるのもわかる。

個性

2005年01月06日

「個性」ということばがある。 最近は、個性もお店で売っているようである。

TVには次から次へとたくさんのアホが出てくるものだが、その中には

  • 髪の毛の色
  • ブランド品のバッグ
  • 携帯の着信音やデコレーション
によって「個性的」になれると思っている輩までいるようだ。

個性とは、そんな生易しいものではないだろう。 個性はどこかで買ってきたり、すぐに取って付けたりできるものではないのだから。

その人にしかない勇気だったり、行動力だったり、絵だったり、文章だったり、ユーモアだったり。 個性とは、何もない素っ裸の状態で、隠そうとしても自然と、内側からにじみ出てくるものに違いない。

それと、最近の子供を持った親には、「個性」と書いて、「ジブンカッテ」とフリガナを振ってる奴もいるよな。

カーソル消ゆ

2005年01月05日

Mac OS Xにはいくつか気になるバグがある。

昨日初めて遭遇したのは

  • カーソルが透明になる
というものである。カーソルがなくなるのではなく、ちゃんと機能しているのだが、見えなくなるのである。 クリックするとメニューが出たり、アクティブなアプリが切り替わったりするのだが、どう見てもカーソルがないのである。 Finderを再起動してもカーソルが復活しなかったので、結局マシンを再起動させた。

また、ときどきスリープからの復帰で失敗するというバグがある。

さらには、標準のメールソフト「メール」で、メールを送るのに使用するアカウントを間違えるというバグがある。 ポップアップメニューでちゃんと選択しているのに、送る瞬間に別アカウント経由になったりするのである。 たいていは「メール」を再起動すると直るのだが、ダメな場合もある。 これは数ヶ月に1回くらいだが、かなり困った問題である。 同種のトラブルがないか検索して探してみたのだが、見つからなかった。

OS Xは完成度も高くて字がとてもきれいだが、妙なところに妙な問題がまだ残っているようだ。

ほんだし

2005年01月01日

新年一発目からどうでもいいことだが、

  • 「ほんだしと、金魚のえさは似ている」
と思ったことがあるのは、我輩だけではあるまい。

さらにいえば、ほんだしの匂いは、ゴキブリホイホイのゴキブリをおびき寄せるえさの臭いとそっくりである。