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Webalizerでログの文字化けを直す

2004年10月30日

うちは The Webalizerでログをチェックしてるのだが、 ログに残るgoogleの検索文字がutf-8だと化けてしまうのが問題であった。 しかし

に載っている情報を参考にして、ログファイルに含まれるutf-8な文字列をEUCに直してから解析すればうまくいくこと発見した。 めでたしめでたし。

さらに

のページの最後に書いてある設定も追加しておかないと、日本語での検索エンジンの結果をほとんど無視してしまうのだ。 危ない危ない。

クロック至上主義者は誰だったか?

2004年10月30日

クロック至上主義者は誰だったか? 言うまでもなく、それは陰照である。 しかし、ちょっと前のG氏のコラムによれば、ついに

『周波数の時代の終焉が、やってきた。』
そうである。

しかし、G氏のコラムではすでに3年前に

『そう、どこを向いても、これまでのような「GHzがすべて」的なアプローチが見えないのだ。一体、Intelは、どうしてしまったのだろう。 』
ってことになってるから、ようやくそれが本格化したわけである。

そもそも、コンピュータ業界において周波数向上レースから最初に脱落したのは、PowerPCであった。 数年前、G4の最盛期のころは、Pentium4にかなりの差をあけられていたものだ。

次いで、AMDが脱落した。そこで、AMDはモデル番号で、匹敵するPentium4のクロック数を示すようにした。

そもそも、これまで他のCPUに比べてPentium4が高クロック化を達成できていたのは、いわばドーピングのせいである。 つまり、

  • 他がやらないような、とてつもない電流をCPUにぶっ込んでいた
  • 高回転でも軽く回せるよう、馬力のないアーキテクチャ(網破裂)に変えていた
というのが大きな理由である。 それだから、AMDやIBMのMPUに比べて、「同じ性能でクロック数が30%や50%アップ」などと揶揄されるのである。

ドーピングすると1位でもメダルを剥奪されるように、陰照のドーピング作戦もやっぱり行き詰まった。 まさに網の上で破裂してしまったのである。 PentiumPROに次いで、陰照2つ目の大失策と言えよう。早く忘れたい過去だな。

G氏によると陰照が4GHzを超えるのは2006年後半らしい(氏はまたすぐ話を変えそうだが)。 そんなことやってると、ようやく2.5GHzまで来たIBM G5に猛追されるぞ。

クロック至上主義者であるが故、クロックが上がらなくて本当に困った話が、実は陰照にはもう1つあった。 血統書付きの優秀な稼ぎ頭になるはずだった「回せど」(旧Merced)、そしてその後継の「相手に編む」(Itanium)である。 共同開発していたHPでさえ、性能の割に高すぎて売り物にならないと判断して、 一部のラインナップを取り消したほどである。 数年前の鳴り物入りの宣伝、未来を塗り替えてしまうかのような宣伝とは裏腹に、 Itaniumマシンなどいったいどこにあるというのか? 昔はファンだってたくさんいたのに。

陰照がIA-32からIA-64への移行に何年も手間取っているのを見ると、 Appleが10年前にCPUを入れ替え(68040→PowerPC)、3年前にはOSの入れ替え(OS9→OSX)をあっさり成功させたのは、実にたいしたものであることよ。

今宵は久しぶりに長く書いたな。

Appleの株価が$50を超える

2004年10月30日

米国ハイテク業界の中で、iPodの好調によりApple(AAPL)の株価だけが上がっているそうである。

ここ何年かはずっと$20付近をうろちょろしているのは知っていたが、しばらく目を離したすきに$50を超えていたとは。 iTunesのオンライン音楽販売は、シェアは高いもののまだ収益にはそれほど貢献していないというから、 やっぱりiPodの利益率がそれだけ市場に評価されているということかもしれない。

だって、iPodって高いもんな。


6100の会がもうすぐ7周年

2004年10月30日

1997年11月1日に我輩のページにて旗揚げした最強の6100を創る会も、 もうすぐ7周年を迎える。 会員も現在までに2200人を超えるに至った。

PowerMacintosh 6100とは、Macintoshがモトローラ系MPUからPowerPCへと、心臓部を切り替えたときの最初の機種であった。 今のMacのCPUはG4とG5(generation 5)で、PowerPCの第4、第5世代であるが、 6100にはG1にあたるPowerPC601というCPUが使われていた。

我輩自身はどちらかというと、6100の中身よりその外見に惹かれたのであるが、まあ、とにかく多数の人々の注目と協力を得て、6100の会は今日までやって来れたのである。

しかし、すでに会の設立から7年、6100の発売からは10年が経過し、会の意義についても、 このあたりで多少の方向転換が必要であろうとの結論に至った。

ということで、現在、6100の会の大幅リニューアル+再構成の作業中である。

今後とも最強の6100を創る会(とその後)を、よろしくお願い致します。

バータリー大人気。

2004年10月28日

今日突然、think-d.orgへのアクセスが増えたと思ったら、 こんなところからリンクされたのが原因のようだ。

なんてったって、

『現代のありとあらゆる組織、個人が日常的に直面する究極命題「バータリー」。』
だからねえ。 これを書いたのはちょうど7年前だけど、バータリー自体はおそらく数千年、数万年単位で成り立つ命題であろう。

Gさんのご愛嬌:PSP価格

2004年10月27日

ここ何年か、我輩が注意して読んでいるコラムニストの一人に後藤弘茂氏がいる。 氏はPC Watch後藤弘茂のWeekly海外ニュースを何年も執筆中である (実際にはWeeklyでも海外とも限らない点からして愛嬌満載)。

何でも文末に「〜だからだ」と理由を見抜いたことにしたがる癖があったり、 当たり前すぎるアホな疑問を呈した直後に自分ですぐ答えを書いたり、 この人の文章にはいろいろ思うところがあるが、それはまた別の機会にじっくり書くとしよう。 今回は「またまた推測が外れましたね」ということである。

この記事の中で、氏は業界関係者の証言として
「SCEはPSPを24,800円より下にはできないはず。そうしたら、出荷計画などがすべて仕切直しになってしまう」
「PSPのコストを試算したが、300ドルを大きく超えるはずだ」
と書いている。しかも、赤字にならない価格になるはず、と氏自身も書いている。 「300ドルを大きく超える価格」を下回らない価格ということは、要するに350ドルくらいということか。

ああ、それなのに、それなのに。

これである。またやってしまった。税抜き19800円である。187ドルだ。予想の半額近い。 噂と自分だけの推測で勝手に話を広めてはいけないと思うなあ。

これだと、出荷計画も仕切り直しで、100ドル以上も赤字になる価格で出してることになるのかねー? 本当かねー? その業界関係者、どれくらい信用できるのかな?

まあ、氏の記事を細かく読んでいけば、PSPの価格については幅を持たせて何通りの推測も書いてあるので、 どれかが当たるのは当たり前である。

しかし、それは例えば、新聞に載っている「半年後の日経平均の予想」が、どのアナリストも

  • 現在の値プラスマイナス1000円
ってのと同じである。そんなのアホでも予想できるわい! そこをズバっと1つの値で当てるのがアナリストだろうが。

ところで、 氏の記事にはIntelのCPUについての話が多いが、これも噂と例によって「業界関係者の証言」とに基づくことが多く、 ちょっと頼りない感じである。

というわけで、

と叫んで、今日のところは終わるのである。おっと、リンク張る場所を間違えたか。

Macintoshの歴史

2004年10月27日

今日はこの本を紹介しよう。 書店では、下半分に赤いオビがかけてあるので、右の写真とはちょっと違う印象である。

ハードカバーだし2800円+税とちょっと高めである。

中身の方は、製品の写真などはまあふつうである。 我輩の愛する6100の写真は、 スリムさのちっともわからない、イマイチの構図であったが。

で、写真より面白いのは、当時の開発者のインタビューである。 QuickDrawを作ったジェフ・ラスキン(Jef Raskin)が、自身の修士論文で既に1967年に"QuickDraw"という名前を考えていたり、 Lisaは最初は文字ベースで計画されていた、などという話が出てくる。

とりあえず、Appleが潰れそうという話が遠のいた今、一呼吸おいてMacintoshのたどってきた道を辿りなおすのに最適の一冊だろう。

ちなみに、当たり前の話であるが、我輩がここで紹介する本は全て、買って読んだ上での感想を書いている。


ゲーム理論は日常生活の問題を解決するか?

2004年10月26日

さて、いつもは面白いと思った本を紹介しているのだが、 今宵は良くないと思う本について語るのである。

Amazonではかなり売れているようで、レビューが30も載っていてたいていかなり好意的である。

が、しかし。

この本は、初心者には「ゲーム理論ですべてが先読みでき、すべてが解決できる」ような幻想を抱かせてしまう。 世の中、そんな甘いものではないのだ。

ふだん、我輩が本を読む時には、付箋紙を使って、気になったところにツッコミを書き込みながら読み進める。 この本は50カ所くらい付箋を使ってしまった。それだけ、気になりどころ満載なのである。

実際の日常生活やらビジネスでは、この本のように事が運ぶ事など、ほとんどない。 なぜなら現実世界で一番難しいのは、正確な評価関数を作ることだからである。 評価関数とは、現状とこれからどういう行動をとるべきかを数値にして、どれが一番いいか選ぶための仕組みである。  まともな評価関数さえあれば、バカなコンピュータでさえちゃんとした答えを出すのである。 将棋やチェスで、超高速コンピュータがようやく人間に勝てるようになったのは、 言い換えれば、ようやくまともな評価関数が(人間の試行錯誤によって)完成したからに他ならない。

しかし、この本では評価関数はすでにあるものとして考え、そこから話を始めている。 現実世界で適用する際に一番問題となる部分を飛ばして、「ゲーム理論は先が読めるからいいぞう!」 と薦めているのである。

コンピュータが作曲したり、小説を書いたり、が難しい理由は、コンピューが作り出した結果を

  • 人間と同じように評価する関数が、ちっとも見つけられない
ためである。本書は、この一番重要な部分が欠けているのである。

ところで、著者の「逢沢明」はペンネームで、実際にはK大のI垣K作助教授である。 しかも、我輩の出身学科の先生である。 我輩が先生と直接話したのはたったの一度、大学院入試の面接のときであった。 その時の印象では、いい意味でとてもK大的な感じのする先生であったことを覚えている。

学生のころ、友人に聴いたうわさ話では

「I垣先生は昔の学科の大御所の先生とケンカしたから、ずっと助教授のままらしい」
ということであったが、果たして真相はどうなのか。

でもI垣先生。ゲーム理論がおっしゃる通りそんなに強力で万能なら、出世競争も勝ち残れたのではないでしょうか。

うーむ、今日は辛口であった。

コンピュータ版 地上の星

2004年10月25日

だいぶ前に読んだ本を紹介しよう。

この本は、以前から書店では見かけていたのだが
  • 『どうせ爺さんたちの「昔は良かったねえ」って話だろう』
と思って、気にしていなかった。

しかし、読んでみたらかなり面白いのである。 コンピュータを愛する男たちの、熱い息吹が届いてくるようである。 某番組テーマ曲でも聞こえてきそうな感じがしないでもない。

このような埋もれた話は、日本以外の国でもあったのだろうが、 それでもコンピュータ黎明期のすごい奴らのすごい努力の話は、とても面白い。

ところで、いつもは本を紹介する時はamazonの画像を表示させているのであるが、 この本の画像はamazonにはなかった。こんなに面白い本なのに。

性戦説

2004年10月25日

人間が生まれながらに善悪どちらかの性質を持っているという

  • 性善説
  • 性悪説
という考えがある。しかし、最近、我輩は
  • 性戦説
でないかと考えている。 善悪など関係なく、とにかく戦いでカタを付けたい輩はどこの世界にもいる。

実際、人類の歴史が始まって以来、戦いが途絶えたことはないし、今もイラクは単なる無法地帯になっている。

米の国では、もうすぐ大統領選挙である。

湾岸戦争をやった大ブッシュも、戦時には支持率が上がりながら再選に失敗したように、 イラク戦争をやった小ブッシュも、支持は戦時のみで、また落ちるのではないだろうか。

右側の岸

2004年10月24日

昨日から、新潟県中越地震の報道が続いている。 そこでまた一人、アホレポーターを発見した。曰く、

  • 「信濃川の右側の岸に亀裂が見つかりました!!」
画面に川が映っている時ならともかく、単に音声だけのレポートで、どうやって右側がわかるのだろうか。

通常、こういう場合には

  • 川の東側・西側などと、方位を使って説明する
  • 地名を使って○○市側、○○山側などと説明する
のどちらかであろう。右側って、今どっち方向に向いているかで全然違うぞ。 おめー、しっかりせーや。

「生き埋め情報」って

2004年10月23日

今日夕方の地震は、買い物の最中であった。 どうも目眩でもしてるのかと思ったら、足下だけでなく店の案内板なども揺れていたので、地震だとわかった。

帰宅してTVを見ていると、アナウンサーが

  • 「4件の生き埋め情報があります」
と言っていた。日本語がおかしいのではないだろうか。 「生き埋め情報」って。

「最新情報」とか「現場情報」ならわかるが、「生き埋め情報」って失礼だよな。 せめて「生き埋めについての目撃情報」とか、「人が生き埋めになっているとの通報があった」とか、 もう少し言い方を工夫した方がいいと思うぞ。

無人島に暮らす男

2004年10月22日

いつだったか、TVで

  • 「無人島で暮らす男」
っていう話があったが、それを見ていた我輩はすかさず、
  • 「誰か暮らしてるなら、無人島じゃねーだろうが!!!」
と突っ込んだのであった。 無人島に流れ着いた男とか、無人島に取材班が潜入とかならわかるが、 人が住んでいない島のことを「無人島」と呼ぶもんだろう、ふつう。

無人島に漂着っていえば、我が輩の好きな俳優 Tom Hanks の出ている映画にそういうのがあった。

大まかにいえば、トム・ハンクスの乗った飛行機が墜落して、南の島に一人流れ着いて、がんばって生き抜くというストーリーである。

実は、この映画の一番の見所(と我輩が思うシーン)は、彼が乗ってる貨物用の飛行機(彼はFedExの社員の役である)の墜落シーンである。 ふつう、TV番組で飛行機の墜落について語られるときには

  • 当日の天候はどうで、何時何分にどの地点にいて、機長の交信記録ではどうなっていて
などと、調べたことを整理してから順序よく説明される。

しかし、実際に飛行機事故を体験するならば、その最中にはいったい何がどうなっているか全く不明で、 何もわからない恐怖感に包まれながら墜落していくはずなのである。 実際、映画の中ではどのような事故だったのか、なぜ墜落してしまったのか、などは一切語られない。

この映画も、そこらへんの「何もわからないままにどんどん事態が悪化していく恐怖」というのがよく描いてある。 そして、あー、海に飛行機が墜落したらこうなるんだろうなあ、という実感を抱かせるのだ。

CGの教科書

2004年10月22日

我輩は現在のところComputer Graphicsを専門としているのであるが、 この分野では「いい教科書」というのが少ない。

  • 妙に小さい事に詳しすぎる、専門技術書っぽい本
  • 逆に簡単すぎる、写真集みたいな本
なのがほとんどである。

しかし、唯一、「初心者にはこれを読ませとけばいいだろう」と我輩が推薦できる本がこれである。
  • CG基礎セミナー
我輩もそのうちCGの本を書いてみたいと思っていたが、上記の本がとってもよく書けているので、 ちょっとやる気が失せた。

また1つ、MSにスネの傷

2004年10月21日

MSの計画がまた一つポシャったようである。

アホや。

MicrosoftのMSN部門担当主任製品マネジャー、ブルック・リチャードソン氏は次のように語っている。「当社はこの数年間、パートナーや顧客とともにPassportの開発作業を進める中で多くのことを学んできた。そして、それに応じて、Passportに対する野心にも調整を加えてきた」
「野心に調整」ねえ。 正直に「できもしないことを吹聴して、ライバルを牽制してました」って言えばいいのに。

Trustworthy Computingったって、本当にTrustに値する奴は自分でそんなこと言い出さんもんね。 門様のこのスローガンは、今までちっともTrustされてなかったのを、自分で正式に認めたわけだからねえ。

「私、怪しい者ではございません」ていう奴が一番怪しいのと同様。

過去の日々是考難を読めるように

2004年10月21日

過去の「日々是考難」を読めるようにしました。 リンクをたどるか、

へ直接どうぞ。

教育という処理過程の効果

2004年10月21日

教育とは、基本的に格差を広げるものである。

教育をすると、
  • できる奴はもっとできるようになる
  • できない奴は、わからないから、ずっとそのレベルのまま
と、人によって効果が違うので、教育する前より格差が広がるのだ、 世の中もそこを隠さず伝えた方がいいですよー、という本である(たぶん)。

我輩は、塾や習い事には一切通った事がないが、それで特に困った覚えはない。 最近の中高生はたいてい塾に行ってるそうだが、どこに行こうと、自分で勉強する姿勢がなければダメである。 やる気さえあれば、電車の中でも公園でも便所でもどこだってできるのである。 学校で勉強しない奴が塾に行ったら勉強する気になるかというと、そんな甘いもんではない。 環境ではなく、本人のやる気が結果の98%を決めているのである。

話がそれた。 で、結局、我輩はこの本から

  • 「教育をすると、できる人とできない人の差はもっと開くんですよ」
という冷徹な事実を再確認したのであった。


もう1冊、フラーの本

2004年10月20日

フラーの本と言えば、こっちの方が有名かもしれない。

フラーは知らなくとも、「宇宙船地球号」という言葉を知っている輩は多いだろう。 地球を「宇宙船」という技術的な構造物に見立てる考えには賛否両論あるが、 「みんな運命共同体なんだからよく考えて行動しようや」という部分は多くの人々を動かしたのは間違いない。

この日本語版は2000年に出された新しい翻訳版であるが、原著は1969年に出版されている。 文庫で手軽に読めることもあるし、 マーシャル・マクルーハンから「現代のダ・ヴィンチ」と呼ばれた男の考えに触れてみるのもよいだろう。


バックミンスター・フラーの本

2004年10月19日

ちょっと古いが、今日はこの本を紹介しよう。

このフラーという爺さんは、いろいろなエピソードを持った人であり、残した業績も山盛りである。

有名なところでは、何年か前にその役目を終えた、 富士山のレーダードームがある。 「最少の材料で最も強固な構造を」ということで、フラー爺さんの考えた球形の骨組みになっているので、 建築時にはこんな感じにヘリで運ばれたりしている。 この爺さん、世界のいろいろな問題を技術で解決しようと奮闘し、実際にいろんな物を生み出した。

我輩も、この爺さんのようにいろんな分野でいろんなものを生み出したいものである。


時間別のアクセス数

2004年10月18日

ドメイン think-d.org 以下、すべてのアドレスへのアクセス数は、日中はこのような変化をしている。 横軸が左から右へ0時から24時へ、縦軸はアクセス数である。

このトップページに限って言えば昼の12時台に鋭いピークがあるのだが、 6100の会のページへのアクセスは比較的分散しているため、 全体としてはなだらかなグラフである。 当たり前だが、日本時間の朝3時〜6時頃が一番アクセスが少ない。

コンピュータの教科書

2004年10月18日

ある人から

『コンピュータの授業で使う教科書は、何がいいだろう?」
と質問された。 それはもちろん 『あなコン』だ!と言いたいところだが、 あの本は基本的に読み物であって、授業中に教科書として使うようには作っていない。 そこで、ありがちな専門書や「なぜ動くのか」シリーズまで幅広くチェックした上で、次の2冊を選定してみた。

『コンピュータアーキテクチャの基礎』
情報科学科で使うのであれば、これくらいのストロングな本が必要である。

『教養のコンピュータサイエンス 情報科学入門』
情報科学科で使うのでなければ、この本で十分である。 話題も無意味に深入りせず、学生の興味が続きそうなものがよく選んである。

てなところである。参考にされたし。

と思ったら、サーバが軽くなった

2004年10月18日

さっき「最近サーバが重い」って書いたら、サーバ会社に通じたのか、突然ウソのように軽くなった。 誰かが重いプログラムを動かしてたのか?

夜になるとサーバが重い

2004年10月17日

ここ数日、夜9時過ぎになるといつもサーバが重くなり、このページの表示も遅くなる。 どうしたものだろうか。それなりの金額を払っているのであるが。

鋭いツッコミが人気?

2004年10月17日

IT Mediaというサイトに時々載る 小寺氏のコラムには、 いつも最後にプロフィールがこう記されている。

小寺信良氏は映像系エンジニア/アナリスト。 テレビ番組の編集者としてバラエティ、報道、コマーシャルなどを手がけたのち、CGアーティストとして独立。 そのユニークな文章と鋭いツッコミが人気を博し、さまざまな媒体で執筆活動を行っている。

我輩にも経験があるが、こういう紹介文はたいてい本人が書いているものである。 他人が紹介しているフリをしながら、本人が書いているものも多い。 なぜなら、基本的に作家やライターは自己主張が強い者だからである。 他人が書いた自分についての紹介文に満足する確率はとても低いのだ。

この小寺氏の紹介文を誰が書いたのかは知らんが、氏の文章は特に鋭くもユニークでもない気がするので、ぜひ

  • いったい、どのへんがユニークで、どこに鋭いツッコミがあるのか
を、もう少しわかりやすく紹介してほしいもんである。

Asienceは教授

2004年10月17日

最近気がついたのだが、AsienceTV CMのBGMは、 坂本龍一作曲だった。

そう言われれば、『|♪♪・♪|♪♪・♪|』というストリングスのリズムといい、 ピアノとストリングスの混ぜ具合いといい、坂本龍一の特徴が出ている。

フェッチ、デコードステージの重さ

2004年10月16日

引き続き、仕事をこなす方法論の話である。

繰り返しになるが、ポイントは

  • メールや書類など仕事に必要な情報を取り出す処理(フェッチ)と、
  • それを実際に読んで内容を理解する処理(デコード)
は、全体の処理の中でもかなりの時間を要するから、2回も繰り返すな、ということである。

2回とは、最初にその情報に触れたときと、それを後回しにしておいて、次にもう一度その情報を読んだ時のことである。 このことに思い至ったのは、古本屋で買った次の本を読んでいたときであった。

この本を読みながら、CPUのパイプライン処理と話が似ていると思い、よく考えたら 『CPUは絶対後回しってことをしないよなあ』 をしみじみ感じたのである。先送りとは、結局、フェッチとデコードが二度手間となり、全体としては処理時間が増加しているのだ。

結局、処理時間を最短にするには、先送りなしで、すべての処理を発生順にこなしていく、ということのようである。

前提が同じで、結果が違う

2004年10月15日

ある人は

『数学は、答えが一つになるから、面白い』
という。そして、別の人は
『数学は、答えが一つだけだから、つまらない』
という。 前提、というか、原因が同じなのに完全に別の結論になるとは、いやはや、世の中は難しいものであることよ。

googleの時代が

2004年10月15日

先日、

世の中、MSなどもう過去の遺物である。 Googleこそ、現在の新たな支配者である。
などと書いたが、やっぱり時代はそっちに向かってるようである。 MSは無理に長すぎる角を作らないで、 とっとと出した方がいいよな、本当に。

ま、今のところ、この検索機能は英語のみでIEを使ってる場合だけ有効なようであるが、結局は時間の問題であろう。

続・仕事をこなすということは

2004年10月14日

おとといの続きである。

メールをさばくのでも、何か書類に記入するというのでも、

  • それを表示し(あるいは手に取り)、読んで、何が必要とされているのか理解する
という段階にかかる時間は、実はかなり長い。 マイクロプロセッサでいえば、命令のフェッチとデコードにかなりのパワーを食われる、ということである。

人間の場合、そのデコードが終わった段階で

  • 今、この瞬間に処理をするか
  • とりあえず、後回しにして次の仕事をチェックするか
のどちらかにすべきか、判断している。

しかし、フェッチとデコードまでやってしまったら、後回しは一切せずにその場で仕事を処理してしまう方が早いようである。 デコード段階までやってから放り出すのは、かなりの時間の無駄であることに、遅まきながら気がついた。 先送りしておいて、しばらく時間が経ってからもう一度フェッチ、デコードをやるのは、時間的にかなりの無駄なのだ。 近頃の賢いCPUは、そんな無駄は一切やっていない。人間だけが、愚かなスケジューリングを続けている、ということだ。

我輩も、さらに精進が必要な段階に至ったようである。

仕事をこなすということ

2004年10月12日

最近思うのだが、「仕事をこなす」ということは、

  • 「CPUが命令をこなしていく」
という事に非常に(非情に?)似ているのである。 CPUの処理と、人間が仕事をこなすということの間には、強力なアナロジーが成り立つのだ。 野口君も語っているように、 「仕事をこなせるか、溜まっていくか」は結局、入力と出力の量のバランスであり、情報のフローをいかに制御するかにかかっている。

我輩はさらに、現代のCPUやOSの設計に使われている各種の高速化技術(メモリの階層化、 タスクスケジューリング、コンテクストスイッチの低減、分岐予測など)は、 形を変えて、人間が仕事をこなす場合にそっくり活かせる、ということに気付いたのだ。 特に、命令をいったんデコードしてから、その処理を先送りすることのペナルティが、 人間の場合にはかなり大きいということを発見した。これは仕事の効率を大きく左右する話である。

って、これ以上はThink difficult.ネタだな、こりゃ。 そのうちまとめて書こう。

Adsenseって

2004年10月10日

知人の会社

というコーナーで、自分が指定したページにGoogleがどんな広告を入れるか、表示させることができる。 これが結構面白い。たとえば、この www.think-d.org を調べると今なら出版やら本の通販の広告が割り当てられているのがわかる。 数日前に4冊目の著書について書いたことがGoogleの判断に影響しているのであろう。

Googleは、adsenseという広告代理店のようなサービスを手がけている。 これはいわば、通常世界で

  • 売りたいものがあって、看板で出したい人
  • 土地が余っていて、看板を置いて収入を得たい人
を引き合わせるサービスを、ネット上で実現したものといえる。つまり
  • 売りたいものがあって、ネット上に看板を出したい人
  • ネット上のページスペースが余っていて、看板を置いて収入を得たい人
を引き合わせるわけである。ネット上のページはGoogleのデータベースだけでも43億もあるから、 人手でいちいち両者を引き合わせていたのでは何万年もかかってしまう。

そこでGoogleは、検索のために拾っておいた各ページを分析してジャンル分けし、 広告を出せるとなったらそのジャンル分けに応じた広告を自動でそこに貼付けているのだ。 実に賢い。

世の中、MSなどもう過去の遺物である。 Googleこそ、現在の新たな支配者である。

うおつか流

2004年10月09日

我輩はこの魚柄仁之助という人のストロングな姿勢が好きである。 こち亀の両津勘吉が、ヒゲを伸ばして細くなったような、すごい生活力の人である。

さて、風も強くなってきたので、皆の衆も

  • 裏山の様子を見に行ったり
  • 用水路の水位を見に行ったり
  • 堤防の波の高さを見に行ったり
しないようにしよう。これをやめれば確実に死者は減る。

高島礼子が

2004年10月09日

どうでもいいことだが、TVを見ていて

「お、高島礼子ってこんな歌を唄うんだ。しかもちょっと若くなった?」
と思ったら中島美嘉だった。まったくもう。

高島礼子は 「♪あいーじょお一本」 って唄ってたな。そういや。

おたく

2004年10月07日

モーニング娘。の恋愛レボリューションの途中のところで

「♪超、超、超、いい感じ! 超、超、超、超、いい感じ! !」
という部分を、おたくは
「♪超、超、超、超漢字! 超、超、超、超、超漢字! !」
と唄うのだと思った、今日この頃であった。

地震

2004年10月06日

地震があった。ここは震度3だったが、東京あたりも結構揺れたようである。

うちは本がたくさんあるが、天井まである本棚は全部壁に固定してあるので安心である。

今度の本は

2004年10月05日

今度の本は、このへんあたりから出る予定であるが、 まだタイトルが未確定のため、 近刊のページには書いてないのである。 4冊目にして初めてコンピュータの話題から離れた本であるが、人間にとって「考える」と何か、さらに深く迫った1冊と言えよう。 今度のは、財布にも優しい予定である。

乞うご期待である。

といっても今度のとこは老舗なので、原稿が我輩の手を離れてから書店に並ぶまでに、かなりの日数がかかるという話である。

宮崎美子が

2004年10月05日

TVを見ていて

「あれー、宮崎美子は若返ったなあ! 気のせいか、二人いるなー」
と思ったら、マナ・カナだった。まったくもう。

運動会シーズンたけなわ

2004年10月04日

DVDパッケージ写真 この友人たちとは別の友人のやっている会社(ジースポート)が、面白いDVDを出した。

すでに運動会シーズンまっただ中で、実践するにはちょっと時間が足りない気もするが、 やってみれば確かに記録は上がるそうである。

ジースポートは、人体の動きやアニメーションに特化したCG技術が売りであり、 関節や筋肉にかかる力の計算などをホイホイ行なっている会社であるからして、このようなネタをやらせるにはうってつけであろう。 友人の社長曰く

『これでうちの会社は急上昇だ! だだだ!!!』
とのことなので、よほどの自信作なのだろう。 年頃の子供をお持ちの御仁は、一度チェックしてみてはいかがだろうか。 サンプル動画(AVI形式)をもらったので、下にリンクしておくのである。左のが0.6MB、右のが1.5MBである。

DVD画面1 DVD画面2

さらに、

『ちなみに、今日(10/4)のあしたまにあーなと、明日(10/5)の目覚ましテレビで紹介して貰える 予定ですので、時間があれば見て下さい。』
とのことなので、気になる人はその目で確認していただきたい。どう紹介されるのかは知らんが。

あと、同名の書籍がアスキーから出版されるそうな(本よりは動画の方がずっとわかりやすいと思うが)。

冷えてきた

2004年10月04日

おとといは結構暑かったのに、昨日から急に冷えてきた。おかげで鼻が止まらない。 皆の衆も、気温の急激な変化には気をつけるべし。

ファブリーズ

2004年10月02日

どうでもいいことだが、ファブリーズでシュシュっとしたとき、臭いのもとはどこに行ってしまうのだろうか。 臭いの原因の物質を除去しない限り、どんどん布団やら衣類やらに蓄積していくだけではないのだろうか。

それとも、ファブリーズの成分が蒸発する時に、他の臭い物質も全て強制的にいっしょに蒸発させるのだろうか。 謎だ。

「超」整理手帳

2004年10月01日

我輩が愛用する超整理手帳の2005年版がようやく発売になる。 「超」整理法とは、要するにキャッシュの制御アルゴリズムであるLRUのようなことを、 コンピュータではなく人間がやってしまう方法なのだが、これで問題なく書類の束がさばけるのである。 しかし、超整理法とこの手帳とはあんまり関係ない。 単に、同じ人が考えたということであるが、まあ他の手帳よりは使いやすい。

そのうち、我輩が使っている文房具やらグッズやらの紹介ページでも作ろうと思う。 名付けて「考難スタイル」。まあ、気にせずに待っていてくだされ。

 リンク先追加

2004年10月01日

以前は、リンクは奥のページにありましたが、左側のメニューの下に移動しました。 どれも面白いページ、頭が下がるページ、umzが参考にしているページなどです。 皆様もどうぞ。変更にあたって、以下のサイトを追加しました。

  • CGdays.com
     TVや映画でのCG技術について語っています。まだ始まったばかりですが。
  • 流星企画
     知り合い達が小さな会社を始めました。空の写真を撮り溜めているようです。
  • from DFJ: HTML/CSS
     更新が止っているようですが、CSSについて参考にしているページです。
  • 罵詈淘奴
     大学時代の友人、伯方のページ。 なんと格闘技を題材にしたミステリー小説を出したらしい。相変わらずストロングな奴だ。