マイクロソフト・シンドローム

書籍データ †

• 著者：外崎 則夫・梅津 信幸
• 出版：オーエス出版社
• 定価：1200円 + 税 = 1260円
• ISBN：4-87190-810-0
• 発売：1998年9月
• ページ数：270、B6版

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『. . . 要するに、本書は「コンピュータにまつわるビタミン・ミネラルを2000mg配合」

といったところである。』

『. . . さらにかのジャスティスな社長、こんなことも言ったそうである。
「門様は優秀なテニスプレーヤーのようだ。相手の打ち込んできたボールを
　実に的確に打ち返す。」
うーむ、我輩は門様が飛んできたボールを全部自分のポケットにしまっている、
という気がしてならない。』

『. . . ペンティアムの時もバーベキュー好きな奴らが山へ行って、ペンティアムを
ホットプレート代わりに大バーベキューパーティを開いたらしいが、さすがに風呂
の湯を沸かすまでには至らなかった。 . . . 』
『. . . 最近でも「セロリン」「出舅（でしゅうと）」「面倒しいのう」「蚊と舞い」
など微笑ましい名前の製品で話題を集めている。. . . 』

『 . . . だが、門様はどうやら本当に「ノット・コンパチブル」にしてコーヒーカップ
をぶち割りたいらしい。. . . 』

『今回の九八はほとんど九五での不都合を3年かかってようやく取り繕ったという性格が強く、 . . .
つまり無料でもおかしくない製品である。さらに探検者との統合を売り文句にしているものの、
そんなもん、最初っから無料ではないか！ 無料なもんどうしを何個くっつけたところで、
やっぱり無料じゃないのか！』

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目次 †

第一部「がんばれ！！ゲイツ君」 †

• プロローグ

1. マイクロソフト・ブランドの凋落
2. ユーザーとＯＳの素敵な関係
3. バグが直らないその理由は
4. ワープロ文化の果てる時
5. 嫌われものにはわけがある
6. 広め告げし道化師たち
7. 情報システム部ＭＳ課の人々
8. フリーソフトの灯を守れ
9. 天下三分の計 1
10. 天下三分の計 2

第二部「窓ト林檎ノ物語」 †

• 服用の手引き

1. 当世コンピュータ気質
2. それは、微かに軟かな調べ
3. その男、窓際につき
4. 台風九八号警報
5. 逆襲の林檎農場
6. 必殺シェア捕物帳
7. いまそこにある機器
8. 愛と幻想のバータリー
9. 名付けることと理解すること
10. かじれ、さらば開かれん
11. 動きの速い幼稚園児
12. 複媒体拡張の裏の裏
13. 名湯・陰照温泉とその湯快な仲間たち
14. 百万人の公衆便所
15. 通信の耐えられない遅さ
16. 網なる計算機でシコシコ
17. 微軟、珈琲に塩を注ぐの巻
18. デジタリアンズ・アナロジー
19. 情けに報いるも、知る能わず
20. 遥かなる単系へ
21. コンピュータの歴史がまた1ページ

※ 外崎さんの執筆部分に関しては、「がんばれ！！ゲイツ君　番外編9」を参照して下さい。

著者よりご挨拶 †

ご無沙汰しております。 （梅津 信幸）です。

「窓と林檎の物語」も苦節○十年、ついに書籍化に至りました。 これもweb版の読者の皆さんの暖かい声援があったからこそです。 さらに、今回の執筆では共同著者の外崎氏、 オーエス出版のＯ氏にもたいへんお世話になりました。

一時は発売が危ぶまれる事態もありましたが、 出版社の勇気ある決断により（多少遅れたものの）無事に発売することができました。 ぜひ書店で手にとって頂いて、出版社の骨のあるところを確認して頂ければと思います。

今回の本がどの程度受け入れられるかはまだ未知数ですが、 著者としても出版社としても限られた時間の中で最善を尽くした結果が詰まっている一冊ですので、 幅広いご意見・ご感想をお待ちしています。

発売に関して †

おそらく小さい書店までは行き渡らないので、 そういう場合にはお手数ですが ISBN 4-87190-810-0 C0036 を指定して予約すれば1週間から10日前後で手に入ると思います。

また、ブックモールジャパンの9月22日のコンピュータ書籍新刊のページに、「マイクロソフト・シンドローム」が掲載されています。 そこから宅配での注文もできますので、時間のない方、近くに書店のない方はご利用下さい。

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