フェッチ、デコードステージの重さ
2004-10-16 08:15:17 (5946d)
引き続き、仕事をこなす方法論の話である。
繰り返しになるが、ポイントは
- メールや書類など仕事に必要な情報を取り出す処理(フェッチ)と、
- それを実際に読んで内容を理解する処理(デコード)
は、全体の処理の中でもかなりの時間を要するから、2回も繰り返すな、ということである。
2回とは、最初にその情報に触れたときと、それを後回しにしておいて、次にもう一度その情報を読んだ時のことである。
このことに思い至ったのは、古本屋で買った次の本を読んでいたときであった。
この本を読みながら、CPUのパイプライン処理と話が似ていると思い、よく考えたら
『CPUは絶対後回しってことをしないよなあ』
をしみじみ感じたのである。先送りとは、結局、フェッチとデコードが二度手間となり、全体としては処理時間が増加しているのだ。
結局、処理時間を最短にするには、先送りなしで、すべての処理を発生順にこなしていく、ということのようである。