ビフォーアフターの根本的問題点

2004-11-14 11:34:55 (5914d)

TV番組の「劇的ビフォーアフター」のリフォームは、 実際には使いにくそうなのが多い。

放送初期の頃はけっこうまともで質実な感じのリフォームが多かったのだが、最近はどうにかして目新しさ、驚きを追い求めるあまり、

「そんなの、2日で飽きて使わなくなるよ」

ってなギミックをつぎ込み過ぎである。

だいたい、「3次元空間の魔術師」だの「潤いのなんとかアテンダント」など、 登場する建築家(匠、たくみ)への別名が大げさすぎるのである。 本人たちはそんな別名でいったい何回呼ばれた事があるのか? 恥ずかしい名前ばかりである。これも視聴率のためか。 TVでは形容詞や副詞は非常なインフレ状態が続いている。

番組途中で必ず、建築家が現場を離れて木工所で何かを作って、しげしげと眺めるシーンが出てくる。 それでスタジオに戻ると、人々があーだこーだといいかげんな推論をするのである。 こりゃ、水戸黄門の印籠登場ばりの、わざとらしいシナリオではないか。

さらに、番組最後に完成したリフォーム結果を復習で全部見せるのだが、 もうその時点までに全て見せてあるので、新しい発見がほとんとゼロなのである。 わかりきったことを見せられるのはつまらん。

しかし、最大の問題は、リフォームしたから綺麗になったのではなく

「リフォームするために、家財道具を家から持ち出したから」

部屋の中が綺麗になったのだ、という点である。